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中村洋子氏
「『遊歴雑記』と『江戸近郊道しるべ』に描かれた金石文生地の特異性」
『遊歴雑記』も『江戸近郊道しるべ』も、
ともに文化・文政期を中心に記された地誌である。
前者で扱われている金石文は、全体の23%ほどであるのに対し、
後者は12%程度しか扱われて織らず、両者の性格の違いが明らかである。
しかし、この時期は馬琴作品にも見られるように、
江戸近郊への関心が高まった時期といえ、
この2点の地誌にもその影響が如実に表れているといえよう。
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